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病前性格を記述することの難しさ

病前性格と一言でいい、病気ではなくても、性格は?なんていうのだが、そんなに簡単ではない。どんな場面名でどんなふうに反応するかが性格というものの全体であるが、たとえば診察室でその全部を把握することはできない。診察室での態度、話し方、話の内容、...
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「食べない、食べられない、食べだしたら止まらない」

これは切池信夫先生の摂食障害についての本のタイトル。うまいことを言うものだ。食べないというのは、強い意志だ。人間は危機に備えて少しでも脂肪を蓄えるようにできているのだから、そのメカニズムに反して、意志の力で立ち向かうのだから、強い力である。...
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生き方を粗末にするということ

言葉遣いを粗末にするということは自分の生き方を粗末にするということと竹西寛子が述べている。わたしは「一日を丁寧に生きること」という命題を愛する。しかし生き方を粗末にするとはどういうことだろうかとも考える。誰しも、自分の人生を粗末にしたりはし...
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詩経から古今集へ

古今集の四季の歌は、自然の運行や宇宙の呼びかけに対し当時の歌人たちが歌で答えたのではないかと、竹西寛子の考察。これは特に珍しいものではなく、中国古代の詩経では顕著に、天への願いであり、呼びかけであった。中国古代では、天から人への通知は、易教...
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6万年前のアフリカで

最近のDND分析によると、現在の地上の人類はすべて、約6万年前の東アフリカのある小集団を祖先にしているらしい。ここから考えると、たぶん、共通の言葉があった。そう想定して悪いことはない。またたぶん近親相姦が習慣としてあった。そう考えてもおかし...
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アレルギーの学習と不安の学習

不安の病理は学習の障害という色彩があるパニック障害全般性不安障害(GAD)PTSD社会不安障害(SAD)強迫性障害(OCD)など、本来は強い学習をすべきではない場面で、長期に残る学習をしてしまった結果であると見ることもできるだろう。PTSD...
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強迫性障害の人の映画

「メモ」というタイトルだそうです。
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喫煙者は被害者か

税収をあてにしている財務省、利益をあてにしているタバコ企業、客を維持するためにタバコ環境を維持したい飲食店、これらが一緒になって喫煙者が成立していて、むしろ喫煙者は被害者ではないかとの意見。話の全体はそこにとどまらず、結局は個人的に禁煙が大...
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中心感覚 辺縁感覚

対象を網膜の中心部で見る場合と、網膜の周辺部で見る場合とは、違いがある。夜空の星を見ていて、中心部で印象に残らなかった星が、視線を動かし、視野の周辺部にいったときに、とても印象的に見えることがある。これは、網膜中心部には色を見分ける細胞が多...
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感覚体験の能動性について

感覚体験には能動性が潜んでいる時間遅延モデルで言えば、自意識からの出力が一瞬早いので、感覚体験についても、自動機械からの出力を受けたときに、予測の一致が能動感を生む。これが遅れると離人感や現実感喪失が発生する。