適応障害的うつ状態と大うつ病

大うつ病というなじめない名前にも大分
強制的になじんでしまっている最近であるが
適応障害から来るうつ状態とどう違うのか
問題になる。

昔から、
統合失調症では履歴現症、
てんかんではキンドリングといわれる現象があって、
何度も繰り返していると
ますます再発しやすくなるという傾向のことである。

適応障害も繰り返していると
大うつ病になってしまうのかという点が議論される。

肉離れとか脱臼とかも癖になるというし。

運の悪い人というものはいるもので、
なかなか難しい状況が次々に降りかかる。
それでも前向きで笑顔でいられるかといえば、
映画の主人公でもないし、
そうそうは明るくはいられないかもしれない。

神戸の震災は実際、大変だったようで、
話し聞いていても危機一髪という感じはわかる
その人の場合、両側からたんすが倒れてきて、
間に寝ていたので、
たんす同士がぶつかって
逆V字になって止まったのだという
それがPTSDになって繰り返し悪夢を見るというのもわかる
その後の人生が
なんとなくついていないのも
ひょっとしたら
悪い回路ができてしまったのかなあなどと
思わないでもない

関節を痛めた人は
季節になると病むといい
無理はできないという
そんな感じに似ている

アレルギーの場合とか
ヘルペスの場合も
ストレスがかかると同じ場所に同じ病理が現れやすい
記憶してしまっている
いまわしいことだ