SSRIの短期作用と長期作用

SSRIは短期には脳内の神経伝達物質である、セロトニンを増加させる。
長期的には、セロトニンが増加し続けていれば、セロトニンレセプターが減少する。
セロトニンレセプターが減少することが、体質の変化をもたらす。
ストレスに強くなり、切り替えが速くなる。

そういった点で、
まず短期的にはセロトニンを増大させて、
うつ気分や不安を解消すればいい。
そして
長期的には、セロトニンレセプターを減少させて、過敏さを解消し、
体質改善をする。
ダウンレギュレーションと言う。
このようにすれば、うつは再発しにくくなる。

結果として、
最初の三ヶ月は、症状を改善させるため、
次の一年は、体質を改善するため、
SSRIやSNRIを服用するのがいいと考えられている。