Soft bipolarity

臨床場面で軽度微細な躁的成分・Soft Bipolarityを見逃さないことだ。
それはBipolarの可能性を示唆するし、
性格障害に見えるものの背景に潜伏するBipolarを示唆する。
Soft Bipolarityを確認したら、まず気分安定剤から入る。
最初にSSRIやSNRIではない。

Manieがあれば問題なく気づくけれど、
Depressionのとき気がつくかどうか。
Depressiontが明白なとき、Soft Bipolarityの手がかりとして以下のようにあげられている。

・抑うつの出現形式
不全性
易変性
部分性
・比較的特異な症状
焦燥
聴覚過敏
関係念慮
行動化(OD、カット、飲酒、過食)
・comorbidity
パニック、摂食障害、アルコール依存
・病前性格
M成分の混入
・抗うつ剤への反応
躁転
Rapid cycler
atypical

普通に考えて一番大切なのは、病前性格としてのマニー型成分である。そしていま現在目の前にいる患者さんに含まれている強力性(sthenic な成分)である。
聴覚過敏、関係念慮、行動化(OD、カット、飲酒、過食)に関しては、世界もデルのずれや時間遅延で説明できる部分で、これだけでbipolarityを疑う理由はないだろう。
焦燥について、激しい場合、それはどのような時時用であるか、詳しく分け入ってみる必要がある。