脳が脳を診る 脳が心臓を診る

脳が脳を診察して治療することは
脳が心臓を診察して治療することとは
根本的な違いがある。
一方で根本的な共通点もある。

根本的な共通点としては、科学一般の営みであり、
脳は、他人の脳をひとつの客観的な物質系として取り扱う。

脳と心臓との
根本的な違いは、
お互いに脳だということだ。
対象としての脳と同じ原理が診察者の脳にも働いている。

コンピュータ二台を
ケーブルで結合したような状態であり、
脳が心臓を診る場合とは根本的に異なる。