ピック病チェックリスト

状況に合わない行動
場所や状況に不適切と思われる悪ふざけや配慮を欠いた行動をする。
周囲の人に対して無遠慮な行為や身勝手な行為をする。
意欲減退 
引きこもりや何もしないなどの状態が持続し、改善しない。
思い当たる原因は特になく、本人の葛藤(かっとう)もない。
無関心
身だしなみに無関心になり、不潔になる。周囲の出来事にも無関心になる。
逸脱行動
万引きなどの軽犯罪を犯すが、反省したり説明したりできず、同じ違法行為を繰り返す場合が多い。
時刻表的行動
散歩や食事、入浴などの日常生活の様々な行為を時刻表のように毎日決まった時間に行う。
この際、やめさせたり、待たせたりすると怒る。
食べ物へのこだわり
毎日同じもの(特に甘いもの)しか食べない。際限なく食べる場合がある。
言葉の繰り返し
同じ言葉を繰り返したり、他人の言葉をオオム返ししたりする。
好みの変化
突然甘いものが好きになるなど、食べ物の好みが大きく変わる。
アルコールやたばこなどは毎日大量に摂取するようになる。
発語、意味の障害
無口になったり、語彙(ごい)が少なくなったりする。
物の意味が分からなくなる。
短期記憶の維持
最近の出来事など、短期記憶は保たれる。また、日時も間違えない。外出しても道に迷わない。

40歳以上の方で、上のチェックリストで3項目以上当てはまると、ピック病の疑いがある。ピック病かどうかの最終判定はこのテストだけではできません。
色々な診断などを行った上で専門家が総合的に診断する。
ピック病チェックリスト:群馬県こころの健康センター・宮永和夫所長作成