ソニーがパナソニックに勝つために

冬のボーナス商戦で、
ソニーは、ブルーレイレコーダー、ブラビアでパナソニックと勝負。
意外と売れるかも。
ついでに、コンテンツも売れればいい。

PS3もさかんにコマーシャルしている。
「やりたかったぞー」で39900円。任天堂と勝負。

一眼レフはαシリーズ。キャノンとニコンの激戦に、
将来的に、割り込みたい。
ミノルタ・コニカ・ソニーなんだから、
将来的にはいい勝負になるはずだ。

ウォークマンはアップルと勝負。

というわけで、各方面のライバルと戦うためのラインはそろったと見える。

ソニーの社員さんには、ますます元気に働いてほしいものだが、
パナソニックにも、任天堂にも、キャノンにも、アップルにも、負けないためには何が必要か。

給料を高くすればいいのか。
成果給を多くすればいいのか。
休暇を多くすればいいのか。
保養所を確保すればいいのか。
産休育休を取らせればいいのか。
上司との対話を増やすのか。
服装を自由にしてラウンジでコーヒーを飲み放題にするのか。
実業団野球部を持つのか。
販売店網を構築してみるのか。
コマーシャルを増やすのか。
ブランドイメージを確立するのか。

各社、みんな、やってしまって、現在に至る。

現時点での答えは、メンタルケアの充実である。

研究によれば、職員がうつにならないように対策をとれば、
遅刻、休業が減る。
生産性は向上し、
アイディアが出る。
営業に行っても気迫で勝利する。

そしてそのためのコストを計算した研究がある。

米国各地のプライマリケア12施設を受診したうつ病勤労者198名について、構造化された電話インタビューにより、勤労者の勤務状況、生産性、収入等を定期的に調査した。強化されたうつ病治療にかかる企業の追加コストを、1,000人の社員のうち5%がうつ病で受診すると仮定し算出し、費用対効果を検証したところ、勤労者のうつ病の改善に伴う欠勤の減少、生産性の向上による企業の利益は、うつ病治療強化に必要なコストを上回り、2年間での投資収益率は302%であった。

これには社長さんもびっくり。302%ですよ。リストラ強行よりもずっといい。

というわけで、わたしはソニーの職人さんたちを、
メンタル方面でサポートしていきたい。