疫学的うつ病評価尺度 (CES-D)

疫学的うつ病評価尺度 (CES-D)


Radloff, L. S. (1977). The CES-D scale: A self-report depression scale for research in the general population. Applied Psychological Measurement, 1, 385-401.

本評価尺度は、研究機関である Center for Epidemiologic Studies (1977 年、Radloff 博士) により開発されたものです。 この評価尺度は、短い自己記入式の評価尺度で、一般の方がうつ病の症状を評価できるように作成されています。

過去 1 週間を通じて、どの程度の頻度で以下の感覚を持ったかについて、該当するスコアを記入してください。

0. ほとんど、もしくはまったく感じることはなかった (1 日未満)
1. たまには、もしくは少々は感じたことがあった (1-2 日程度)
2. しばしば、もしくは結構感じたことはあった (3-4 日程度)
3. ほとんど、もしくはずっと感じていた (5-7 日程度)

 

スコア
1.

普段は悩むようなことではないことで、頭を悩ませられた。

 

2.

食事を取る気になれなかった。食欲がなかった。

 

3.

家族や友人の助けを受けたとしても、憂うつな気分を振り払うことができなかった。

 

4.

自分は他人と同様に正常であったように思う。

 

5.

自分のしていることに集中することができなかった。

 

6.

気分が落ち込んでいた。うつ状態であった。

 

7.

自分がなすすべてのことに対して努力を払ったように思う。

 

8.

将来に対して希望を持つことができた。

 

9.

自分の人生が失敗であったように思われた。

 

10.

おびえ、心配することがあった。

 

11.

落ち着いて睡眠できなかった。

 

12.

幸福感を感じることがあった。

 

13.

いつもより話すことが少なくなった。

 

14.

孤独を感じることがあった。

 

15.

他人が不親切であるように感じられた。

 

16.

生活を楽しむことができた。

 

17.

ひとしきり泣くことがあった。

 

18.

悲しさを感じた。

 

19.

他人が自分を嫌っているように感じられた。

 

20.

活発に行動することができなかった。

 

合計スコア

 


評価方法
うつ病スコアは、各項目のスコアの合計値になります。 4、8、12、16 の肯定的設問に対しては、スコアのカウントが逆になります (0 = 3 点、1 = 2点、2 = 1 点、3 = 0 点)。 合計スコアが 16 以上である場合、過去 1 週間のうつ症状が深刻であることを指し示しています。