患者が治ることが医者の利益になれば一番いいが
患者はどうなっても有名になれば利益になるという場合もある
患者が治らないことが医者の利益になることもある
二回も胃カメラをしてもらったのははたしてどういうことか
ある医者からの薬はよく効くのに
ある医者からの薬はさっぱり効かないのはどうしてか
有名な医者からの薬だから効くこともある
人間はそういうものだ
有名でない医者は有名でなかったことを後悔するが
有名でない分、ゆっくり患者さんを診察できるのでいいと慰める
有名な医者からの薬と
そうでない医者からの薬を
比較できるのも有名でない暇な医者の楽しみである
国からは75歳以上にはそれなりの対応でいいではないかと
暗黙のメッセージを送られているような気もする
現実に利益が相反しているのは
医療費の負担者と患者である
医者の数が問題というのも一面だが
医者の数を増やすのはまず医療費負担増を決定してからのちの政策だろう
医療費は増やしたくない
医者は増やしたい
患者は受診抑制させたい
そういってもうまくはいかない
医者を増やしても、
現状のままでは、産婦人科と小児科と麻酔科は増えないだろう。
嫌われている理由があるのだ。
医者が少ないのは確かに少ないのだけれど
産婦人科医が立ち去るのはまた別の理由があるのだ
助産婦さんでもいいのではないかという話も出るが
よく考えたほうがいい