自我の壁

自我の壁というモデルでもいい

精神病は、自我の壁が溶けてしまって、
内部の空想も現実も区別できなくなっている。

空想のない人は現実と内部がすっかり一緒であるはずだが、
そんな世界モデルを抱いている人はいない。

やはり自分は特殊であり、いいやつだと思っていたりする。
そうでないと自分がいやになる。

特殊な人だけ、自分を客観的に見て、うぬぼれもなく、卑下もなく、生きられる。

神経症は自我は壁は保たれている。

壁に穴があいている感じかなというのが、
境界型人格障害とたとえられる。

最近はもうこんなモデルは流行らない。
実体として何があるのか、
それがないとフロイトの言い換えだというわけだ。
たとえ話を変えただけ。

それだけでも偉いけどね。