帯津良一 ホリスティックな養生

もともとはガンの外科治療をなさっていた先生だ

西洋医学から出発して
東洋医学、
心の医学までを包摂し、
統合し、
身体・こころ・命の場の医学に至る

somtic-psychotic-spiritualという次元を
integrateする

場の医学とは
場のエネルギーを患者さんの治療者も共有することで
お互いに癒し癒される関係の場である

いろいろな医学の単なる足し算ではなく
統合

たとえばその人をぱっと見ると
この人にはあの薬とこの治療法、などと
インスピレーションが湧くという

それはよく分かる

標準的治療フローチャートとは別の感覚
ひょっとしたら未熟なだけかもしれないが
ひょっとしたら人間の脳または心または魂の高度な部分を活動させているのかもしれない

清水博『生命を捉えなおす』に影響されたとのことでそれもよく分かる

自然の治癒力を引き出す方法は命の場を感じることにある

治しと癒し
養生

体の故障ではなく
命の癒し

場のエネルギーを高めれば
参加者がお互いに癒されるという治療観

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東洋医学から最新の物理学まで統合しようとすれば
こんな感じになるだろう

それもよく分かる

場のエネルギーという暫定的な言葉も、
ぴったりの言葉がないから比喩的に語っているだけで、
内容としては、清水博、プリゴジン、バイオ・ホロニクス、動的秩序の形成、熱力学的非平衡系の開放系とか、そんな話が背景にある。
それを難しく言わず、治療に役立てていると思う。