近年の高血圧治療では、家庭血圧計や24時間自動血圧計の普及で、従来の外来随時血圧では見逃されていた早朝高血圧や仮面高血圧の存在が意識されるようになりました。
しかもそうした病態が、より高頻度に脳・心血管病につながることが、数多くのスタディで明らかにされています。
したがって今日の高血圧治療では、24時間にわたって良好で安定した降圧効果を有する薬剤が求められています。
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確かにそうで、やはり家庭血圧計で時間と血圧を記録してみたほうがいいだろう。
朝方は交感神経活性が亢進し、血圧の上昇が起こるのだから、交感神経系の作用を抑制すればいいことは分かるが、どの薬がいいのかは、各人の諸条件による。たいがいどの薬でもいいはずというタイプの人もいるので神経質になる必要はないだろう。