生育歴・現実・診察室。三一致の法則 core conflictを解消する

1.生育歴の中のこと
2.現実生活の中のこと
3.診察室のこと
この三つの場面で同じ葛藤が反復されることがあります。
中心葛藤課題 core conflict と呼ぶことがります。

場合によっては、それぞれに、思い違いや、妄想が加えられて、
変形されていることがあります。
訂正するかしないかは、場合によります。

たとえば、
1.父との関係がうまくいかない生育歴
2.食べ吐きを繰り返す毎日という現実生活
3.一応通院するけれど、こころを掃除しきれない診察
この三つは、同じひとつの core conflict をめぐってのことと考えられます。
診察室で、今までと違う行動や考え方を習得して、現実を変え、
過去に対する解釈を変更し、 core conflict を解消すればいいのです。

またたとえば、
1.過去、男性に性的な被害を受けた
2.現在、大切な男性との関係がうまくいかない
3.診察室で、やはりギクシャクする
この場合も、 core conflict はひとつで、
診察室でまず新しい行動と考え方を習得して、
現実を変え、過去を変えていき、 core conflict を解消すればいいのです。

もう一段複雑な例では、
1.過去、男性に性的な被害を受けたという妄想を確信している
2.現在、大切な男性との関係がうまくいかない
3.診察室で、やはりギクシャクする
という場合もあります。
方法は同じです。