概日リズム睡眠障害 CRSDs の管理に関するガイドライン

概日リズム睡眠障害 CRSDs の管理に関するガイドライン


概日リズム睡眠障害には外因性と内因性があり、
実際には、内因性因子と外因性因子との組み合わせが各障害を発現させている。




  1. 「外因性」CRSDs
      交代勤務睡眠障害
      時差症候群


  2. 「内因性」CRSDs
      睡眠相前進症候群
      睡眠相後退症候群
      不規則睡眠覚醒リズム
      非24時間睡眠覚醒症候群 [非同調型] または自由継続型

CRSDが疑われる患者の評価には、睡眠記録または睡眠日記が使用される。


利用できる治療法には、計画的睡眠スケジュール(planned sleep schedules)、定時の光照射、定時のメラトニン投与、睡眠剤がある。


* 計画的または処方された睡眠スケジュールは、時差症候群、交代勤務睡眠障害、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、不規則睡眠覚醒リズム、自由継続型睡眠障害に使用される。


* 特別に指示された定時の光照射は概日障害のそれぞれに使用されるが、奏効度は各診断によって様々である。


* 定時のメラトニン投与は、交代勤務睡眠障害、睡眠相前進障害、自由継続型睡眠障害に用いられる。


* 夜間勤務者における日中の睡眠を促進または改善するためには、睡眠剤を用いることができる。


* 時差による不眠の治療には、睡眠薬を用いることもできる。