不安の病理は
学習の障害という色彩がある
パニック障害
全般性不安障害(GAD)
PTSD
社会不安障害(SAD)
強迫性障害(OCD)
など、本来は強い学習をすべきではない場面で、
長期に残る学習をしてしまった結果であると
見ることもできるだろう。
PTSDの場合には、衝撃そのものが強力である。
パニック障害の場合、
たとえば、電車に乗った時の動悸が強く学習されてしまうメカニズムがあることになる。
何かの事情で、本来は閉じているはずの学習回路が開いてしまったものと思う。
こうした事情はアレルギーとよく似ている。
不適切な強い学習。
そのあとの脱感作のプロセス。
しかし一面では、反応が強すぎることを除けば、有用な反応であること。
本来有用な回路であるので
完全に抑制することも合理的ではない。