ヒューマン・エラー問題
会社は生産工程を工夫して、極限まで効率を追求します。
たとえばトヨタ。
ぎりぎりまで工夫して、壁に突き当たります。
それが、ヒューマンエラーです。
担当する人間がいつも充分な注意力をもって、適切な判断をすることを前提に、
システムは設計されています。
しかし、睡眠不足、体調不良、抑うつ、などにより、注意や判断が不安定になったら、
そこが効率の壁になります。
ヒューマンエラーを少なくするためには、
メンタルケアが必要になります。
生産工程の問題だけではなくて、
ホワイトカラーの業務管理も最近は大変きつくなっています。
コンピュータ上での操作を、上司が常時、監視できるのですから、
ぎりぎりまでの効率を要求されます。
機械も環境も手順も揃ったところで、壁に突き当たります。
やはり、ヒューマンエラーが効率の壁になります。
防衛省ではインド洋での給油量の入力ミスがあったと、
ヒューマンエラーだと最初は言っていたわけですが、
実はそうではないとの報道になっています。