種々の新型うつ病と病前性格についてはほぼ必ず問題にされる。
しかしはっきりしない。
病気の人たちと普段接していて、次第に形成されてきた知恵をまとめる人たちがいて、
病前性格論としてまとめられている。
執着気質、メランコリータイプ、循環気質、シゾチームなどが有名。
これは説得力があるのであるが、実証するとなるとなかなか大変。
しかしそれは科学的ではないし、網羅的でもなく、内部構造もよく分からないというので、
性格というものは何であり、どのような要素であるか、統計的に考えようという人たちがいる。
彼らは、刺激に対する反応の様式から、性格を取りだし、
それらについて統計処理し、
たとえば、陽気とか依存的とかの項目が独立の軸であるかどうかを検定している。
結論は出ているのだが、
あまり説得力はない。