メランコリータイプの根底にある誇大感
という表現があり、
現象としては正しいと思う。
解きほぐして言えば、次のようなる。
誇大感の強いものはmではなくMである。
MaDまたはMADで始まったManieは
M成分が停止して、
maDまたはmADになるのであって、
その時点を観察すれば、
メランコリー型になるのである。
うつにつながるメランコリー型は、
一時的にせよ、
MまたはAのスパートがあるのであって、
それを観察していれば、
根底に誇大感があるというのは正しい。
あるいは
根底に強迫性があるとの観察も正しいだろう。
その原初のタイプを執着気質と表現してもいいし、
メランコリータイプの誇大感の強いものと表現してもいいし、いずれにしても連続している。