東北大病院でシステム故障 緊急患者以外の診療中止

東北大病院でシステム故障 緊急患者以外の診療中止
記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年4月8日】

 

 東北大病院(仙台市青葉区)で7日夜、処方せんの作成や検査の情報をやりとりするコンピューターのシステムが故障、8日午前から緊急を要する患者以外の診療を取りやめた。故障の原因を調べているが、8日中に復旧する見通し。

 同病院によると、緊急の検査については医師の指示を手書きにして対応しているほか、入院患者の薬の処方せんは既に指示簿に記載されているため、問題はないという。薬が必要な外来患者にも手書きの処方せんで対応している。

 故障が発生しているのは診療支援システム。7日午後9時45分ごろに故障が発生し、8日未明に原因とみられるハードディスクを交換したが、復旧しなかった。

 病院内には「緊急を要する患者さまのみの診察と限定させていただきます」とのお知らせが張り出され、同様の放送が流れた。1階の長いすは、会計などを待つ人で埋まっていた。