シンバスタチン 不眠 プラバスタチン

シンバスタチン(リポバス)で患者自身の評価による睡眠の質が低下して睡眠問題が増加するが、プラバスタチン(メバロチン)ではそうならないというランダム化試験の結果が出た。つまり、コレステロール低下薬リポバスを使用している患者が睡眠障害を訴えた場合にまずとるべき対処はリポバス服用を午前中にさせること。それが効を奏しないならば、別種のスタチン剤に変更するのがよいらしい。

先日、日本の薬剤売り上げランキングを見た。コレステロール関係は、リピトールがトップだ。全体では、武田のタケプロンがトップで、次がノルバスク、おおむね、高血圧の薬とコレステロールの薬が多い。これって本当にこれだけ必要なんだろうかなと思いつつ、久光の貼り薬がかなり上位に食い込んでいるのをみて、さすがに技術の高さが評価されていると思った。ジェネリックメーカーは、久光に及ばない。正味の薬効はまねできても、「貼り心地」が出せない。セロクエルは振るわないのに、ジプレキサはいい順位を確保していたりして、類似薬でこれだけ差が出ているのもおもしろく、興味は尽きない。